カンガルー金貨
少額からの金投資やコレクションにも適している金地金型金貨の国内販売三番人気は、カンガルー金貨でしょう。
金貨名からもわかると思いますが、カンガルー金貨はオーストラリア政府発行となる西オーストラリア州政府公営のパース造幣局が1986年から発行している地金型金貨です。
そのパース造幣局といえば、ゴールドラッシュ時代の1899年に英国王立造幣局の分室として発足した造幣局で、現在も操業している世界の造幣局の中ではもっとも古い造幣局だそうですね。毎日一般公開されていて、カンガルー金貨のほか金地金や金塊までがパース造幣局内の店で販売されているそうです。
パース造幣局が位置するオーストラリアの西オーストラリア州は鉱物資源が豊富で、現在でも金の産出が世界第三位です。ちなみにパースは、鹿児島市と姉妹都市ですね。
カンガルー金貨の表面には、法定通貨の証しとして英国の女王エリザベス二世の肖像のレリーフ、裏面にはオーストラリアを代表する動物である愛くるしいカンガルーがレリーフされています。
そして、この愛くるしいカンガルーのレリーフがカンガルー金貨の人気の秘密で、毎年新しくカンガルーのデザインが変わります。毎年、カンガルーのデザインが違うことが、カンガルー金貨が収集型金貨のようにコレクション的な人気の高くなる理由ですね。
コレクション心理として誕生年や記念の年に発行されたカンガルー金貨に人気が集まるようですが、デザインの評価にも人気の差があるようで、発行された年によって価値・価格が変わる点も収集型金貨に近い要素をもった地金型金貨です。
2000年以降のデザインが凝ってきているようで、個人的には2001年発行の草むらに佇むカンガルーのデザインが気に入っていますが。。。
カンガルー金貨もウィーン金貨やメイプルリーフ金貨と同様の世界最高の純度9999+(フォアナイン・プラス)と呼ばれる99.99%以上の純度を誇りますし、オーストラリア政府が保証する世界最古にあたる歴史と卓越した技術を誇るパース造幣局発行の信頼性の高い地金型金貨ですね。
カンガルー金貨のサイズは、1トロイオンス、1/2トロイオンス、1/4トロイオンス、1/10トロイオンスの4種類。国内では三菱マテリアルが販売に力を入れており、1トロイオンスのカンガルー金貨100枚、300枚入りのカンガルー金貨千両箱を販売しています。
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